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隧道道

隧道をはじめ、趣のあるものをお知らせします。

春日氏とゆく! 暗闇トンネルめぐり(21)

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つり橋から無事帰還した春日氏。 次の隧道へ向かうため、急斜面を登り出す。


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やがて、音取第一隧道が姿を現した。 長さ132m。 1987年3月竣工。

ここから、4つの林道暗闇隧道が続くのだが、立ち入り禁止の看板は一切なし。

ゲートをベリーロールで飛び越える必要もなく、我々は大手を振って道のど真ん中を進んでいったのであるが・・・・。

帰宅して写真をよく見ると、右下に「立ち入り禁止」と書いてあるではないか!

全く気付かなかった・・・。 ホントですよ・・・。


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音取第一隧道内部の様子。


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続いて現れた音取第二隧道。 長さ280m。 1990年3月竣工。

音取第一隧道の完成から3年が過ぎている。

落石を模したオブジェがキュートである。


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音取第二隧道を進む春日氏。 身長18●cm、細身のシルエットが映える。


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ズコズコ歩いて行くと、次の隧道が顔を見せ始めた。


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乾徳山トンネル。 今回の暗闇探訪シリーズの真打ちである。


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長さ733m。 1997年竣工。 音取第二隧道の完成から、さらに7年の月日を費やしている。

出口は見えても733mはダテではない。 中央部付近は真っ暗になる。 ウソではない。 ホントである。


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退避所。 この形状がたまんねぇ~・・・。

トンネルの中に、もう一つトンネルが掘られている・・・。 そんな風に見える。

しかもココはなが~いトンネルのほぼ中央部。 も~たまらん。 いてもたってもいられなくなって、入口へ戻ろうか、出口へ向かおうか、ボクちん、もうどうしちゃえばいいの!? あぁぁ~。 そんな気分なのである。


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乾徳山トンネルを抜けると、すぐに次の隧道のお出迎えである。


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乾徳山第2トンネル。 長さ194m。 2000年5月竣工。

最初の音取第一隧道の竣工が1987年3月だったから、それから13年もの月日が経過していることになる。

(完)

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  1. 2011/12/26(月) 13:15:43|
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春日氏とゆく! 暗闇トンネルめぐり(20)

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続きまして、西沢渓谷の暗闇トンネルの紹介である。

場所は、“こちら”。

曲がりくねった林道のその先に、何やら怪しい隧道のマークがあるではないか。

上の写真は西沢渓谷の入り口のゲートである。

ボクちんの大好きな通行止めの標識が2つも・・・! その間に、ビミョーな絵柄の歩行者通行可・・・。


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先に進むと、恐ろしい看板があった。

「つり橋が落ちるおそれがある」って、シャレにならないよ~ だったら、撤去したほうがエエんでないかい?


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それがこのつり橋だ。 写真を撮ってる春日氏が見える。

うわ~アブネ~・・・。 ちなみに、ゲート等は一切無い。 誰でも、渡ろうと思えば渡れるが・・・。


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やめたほうが、いいよね・・・。


  1. 2011/12/16(金) 17:17:25|
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春日氏とゆく! 暗闇トンネルめぐり(19)

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春日氏と次に向かった隧道は、“こちら”。


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大蔵隧道である。


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この隧道、途中で左にカーブしている。

暗闇隧道は、とにかく真っ暗であればその要件を満たしているのであるが、主に2つの種類がある。

1つ目は、ストレートであっても長いこと。 この場合、出口は見えているのだが、中央部に立つと互いの顔が見えないくらいの暗さとなる。 歩いても歩いても出口が近付かない・・・ハアハア

2つ目は、途中でカーブしていること。 出口が見えない! 進んでいいのか悪いのか、もうボクちん、どうしたらいいの!? ハアハア

なお、上の写真で見える光は、出口の光ではなく、出口から差し込む光が壁面で反射したものだ。


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出口が近付いてきた。


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出口付近の春日氏。

出口の先は紅葉が見頃を迎えているようだ。


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落ち葉舞う中、佇む春日氏。

なんや、この男は! な~んか、絵になっとるでぇ・・・。

(↑ 当方は神奈川県民なので関西弁が分かりません。悪しからず、ご了承ください。)


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反対側坑口。


 
  1. 2011/12/13(火) 13:30:03|
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春日氏とゆく! 暗闇トンネルめぐり(18)

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閉塞トンネルの中から外を見た、の図。

すだれカーテンが素敵。

さて、“こちら”をご覧いただきたい。

2つの隧道が描かれている。 1つ目は、この二段重ね隧道の上段である。 結構長い。

2つ目も結構長いよ。 暗闇かもしれない。 ハアハア。


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まずは1つ目の上段隧道。 鶴寝トンネルというらしい。 1999年竣工。 長さ321m。

扁額の真下にご注目!


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おぉっ!!

見事なスズメバチの巣だ。 でっけぇ~・・・

温かい季節に来たら、大変なことになってたな・・・。

おばあちゃんに会えたかもな・・・。


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鶴寝トンネルはストレートの形状。 側面は蛇腹風味である。


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鶴寝トンネルを出ると、2つ目隧道のお出ましだ。


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山口トンネル。 1999年竣工。 長さ550m。 結構長いよ。


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山口トンネルよ、お前もか!

温かい季節に来たら、大変なことになってたな・・・。

おじいちゃんにも会えたかもな・・・。


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山口トンネルは、左方向に若干カーブしていて、坑口の立ち位置によっては、出口が見えない。

そこで、わざと出口が見えないようにして、ハアハアしてみた・・・。

気持ちいい。 なんて、気持ちいいんだ。


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山口トンネル内部の様子。


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反対側坑口。

スズメバチさん、あんたも好きねぇ・・・。


  1. 2011/12/06(火) 13:55:32|
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春日氏とゆく! 暗闇トンネルめぐり(17)

kurayami201.jpg

皆さま、覚えていらっしゃいますか? 5ヶ月前に掲載した、“ありえない位置関係”の二段重ね隧道を。

場所は、“こちら”。

ナゼに、こーなってしまったのか、その理由は相互リンクさせていただいている「山さ行がねが」の“こちら”の記事をご参照いただくとして、下段隧道の内部がどーなっているのか、をお知らせしたいと思います。


kurayami202.jpg

下段隧道に近付く。

すだれカーテンがトンネルの番人を担っていた。


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さらに近付く。

ジャボジャボと滝のように流れ落ちる水が、すだれカーテンの一部をなしていた。

貞子の髪のような得体のしれない植物と、ジャボジャボ水のコラボは、異界の雰囲気を十分に醸し出してくれる。


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もうお分かりのように、下段隧道はあっという間に閉塞を迎える。

コンクリートの閉塞部と堆積した砂利。

行く手は完全に阻まれている。

それでも念のため、春日氏の頭の横にある小穴を覗いてみた。


kurayami205.jpg

何も見えませんでした・・・。

ところで、反対側坑口は基本的に水没しているが、ダム水位が下がると、顔を見せるようだ。

その模様は、春日氏のHP内の“こちら”をご覧ください。






  1. 2011/12/05(月) 21:50:39|
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春日氏とゆく! 暗闇トンネルめぐり(16)

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皆様、こんにちは。 ご無沙汰しております。

天神トンネルの歩道の中を歩いて見ました。

一部ですが、ご覧ください。

(相当な圧迫感がありました。 相棒がいなければ、一人では歩けなかったでしょう。恐くて。)


 
  1. 2011/04/14(木) 20:41:08|
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春日氏とゆく! 暗闇トンネルめぐり(15)

大地震から2週間が経ちました。

読者の皆様、お元気でいらっしゃいますか?

被災地の皆様、心からお見舞い申し上げます。

さて、天神トンネル内をマーチコレット号で突っ込んだ動画をお届けいたします。

ゆるやかな左カーブが続いているので、出口は当分見えません。

トンネル途中でライトを消してみました。 漆黒の闇。

それでは、どうぞお楽しみください。



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  1. 2011/03/26(土) 11:19:42|
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春日氏とゆく! 暗闇トンネルめぐり(14)

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カーブの先に、出口の点が見えた。


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四角形を基調とするトンネルだ。

それが無機的な風景に拍車をかけている。


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出口の先の風景。

この先の道路は使われていない。


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反対側の坑口。

ところで・・・。

右下のちっちゃい穴は、歩行者用通路と思われる。

春日氏は、そこを歩こうと言うのである。

え~! マジっすか?

そんな恐ろしいことをボクちんにやれっていうのですか?


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闇に潜り込んでいる、縦長長方形の歩行者用通路。

我々のような隧道ファン以外に通行者はいないであろう・・・。

何の物音もしない。

時間が止まっていた・・・。

  1. 2011/03/04(金) 13:11:40|
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春日氏とゆく! 暗闇トンネルめぐり(13)

kasuga1046.jpg

近づいてみる。

濃い!

闇が濃い!!

ボーゼンと立ちつくす男たち。

唇がワナワナと震えだした・・・。


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中に入ると、コンクリートのみの無機的な景色が広がる。

出口の光は当然見えない。

体中に闇が纏わりついてくる。

チョ~こえ~・・・。


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先を進む春日氏。

当方の身体は凍りつき、中々前に進めない・・・。

ちょっと待ってくださ~い・・・。


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トンネル内に照明装置は豊富だ。

ただし、点灯しないが。

重苦しい闇に完全に埋もれてしまった。

あぁ~ 恐怖と快感は五分五分である。


  1. 2011/02/20(日) 12:00:29|
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春日氏とゆく! 暗闇トンネルめぐり(12)

kasuga1045.jpg

このトンネルは、春日氏と当日巡った最後のトンネルである。

順番は異なるが、も~我慢できないので、このトンネルを先に紹介させていただきたい。

「天神トンネル」

場所は、“こちら”。

春日氏のHPである「険道と標識のページ」の“ココ”でも紹介されている。

このトンネルの先、道路は途切れる。 だから人っ子一人いない。 車も通らない。

写真をご覧ください。

最初見た時、も~度肝を抜かれた。

トンネル内の闇が濃すぎる。 黒を超えている。

坑口から、闇が流れ出ている。 じわーっと。 じわじわーっと。

こんなの、初めて見た。 ホント、闇が垂れ流されているように見えるんですよ・・・。

左側には、小さい歩行者用通路。

怖い。 でも、すんごい!

春日氏とこれから徒歩で進入する。 1人では、とても無理だから・・・。

乞次号。


  1. 2011/02/09(水) 13:23:56|
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