
さて、再び新隧道に視点を戻します。
金網の先には、やっと、出口が見えた。

出口付近で発見した、新旧隧道のドッキング部分(推測)。
左の人物は春日氏。 余談だが、当方も春日氏も相当な怖がりである。 でも、二人で勇気を出し合って新青崩隧道を完抜けすることができました。 当方一人だったら、オウチに帰ってたな・・・。

出口。
先にも書いたが、この出口は旧隧道の出口でもある。
それにしても・・・
この新青崩隧道、当方にとっては、暗闇の度合いがパンパなかった・・・。 長かった・・・。
メチャ、怖かった・・・。

振りかえって、坑口をパチリ。 ロックシェッドが伸びている。

ロックシェッドの全体像。 実は、撮影中もパラパラパラパラと小さい落石が頻繁に起こっていた。

ロックシェッド遠景。 うわぁ~・・・ パンパない落石量! 別な意味で怖い・・・。
でも、当方にとって新青崩隧道はS評価。 お気に入りに勿論、登録いたします!
(完)
スポンサーサイト
- 2012/04/19(木) 13:41:56|
- 新青崩隧道
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6

格子にデジカメをグイグイ突っ込んで撮った画像である。
まさかの展開に当方は痺れた。
金網の向こうは、まさに、旧青崩隧道そのものであったのだ。
つまり、新旧二つの隧道が金網を隔ててドッキングしていることになる。

ここで、旧青崩隧道を確認しておかねばなるまい。
矢印方向に2,3分歩くと・・・

旧隧道が姿を現す。
だが・・・

旧隧道はガッチリ閉鎖されていた。
先にも記したとおり、旧隧道は落盤の危険性が高く、永久的に閉鎖されている。
そこで・・・

ありし日の旧青崩隧道を簡単にご紹介します。
時は2005年10月。 まだ旧隧道は現役であった。 そのときの探索の模様である。
(写真が斜めなのはご容赦ください)

入口を覗く。 出口の光は全く見えない。
当時、隧道初心者だった私は、あまりの迫力に圧倒される。 そしてズボンが黄色くなる。

数歩進むとこれだ。
荒々しい穴の掘り方に仰天。 そしてズボンがびしょ濡れになる。

旧隧道も大きな左カーブがあった。
このカーブのどこかで、新隧道とドッキングしているのだ。

旧隧道の出口。 なんと、この出口は新隧道と共有することになる。
乞次号。
- 2012/04/12(木) 13:35:22|
- 新青崩隧道
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0

待避所の先も続くよ暗闇が。
それにしても、相棒(春日氏 or クイック・ニック氏)が横に居てくれるのは心強い。
な~んか、気が大きくなって、気持ちよくなってきちゃった・・・。
ホェオェゲロピチャン。
暗闇の中、平泳ぎともクロールとも区別の付かない動作をやってみる。
束の間の宇宙遊泳を楽しんでいた。 しかし、そんなことをやってる場合ではなかった。
本隧道の核心部分が迫ってきたのだ!

左カーブである。
このカーブのせいで、出口の光が届かない。

ぐぉ~んと曲がっている。
所々で沁み出た水の模様が、なんか、気持ちわりぃけど、このカーブの先に、とんでもないものが存在した・・・。

隧道の途中で、突如現れた、怪しげな金網。
これはいったい、何ですか?
格子を覗きこんで見ると・・・。
信じられない光景がそこに広がっていた!!
乞次号。
- 2012/04/05(木) 09:40:24|
- 新青崩隧道
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6

あらためて前方を注視してみると・・・いや、真っ暗で注視などできなのであるが・・・出口の光を全く感じない。 この闇に果たして終点があるのだろうか・・・。 不安になってくる。

それにしても、このような隧道があることに、ホント、感謝の気持ちでイッパイである。
出口が見えないのである。 照明がないのである。 途中で曲がっているのである。 人もいないのである。 暗闇が濃いのである。 長いのである。

その先に突如現れた待避所。 待避所好きのぼくチンはもう堪らない。 悶絶寸前だ。
この新青崩隧道は、玄倉林道という林道の途中にあるのだが、この玄倉林道は、許可車両を除き、完全車両通行止である。 ところがである・・・。
クイック・ニック氏と二人で林道を歩き始めて間もなく、ホンダのバモスが我々を追い越していくではあ~りませんか。 我々の数メートル先でバモスが停車。 何と、乗せてくれると言うのだ。 ありがとうございます! 我々二人はありがたく乗り込み、その後、バモスはこの新青崩隧道を通過することになるのだ・・・。
バモスは許可車両であった。 バモスのおっさんたちは、この先の吊り橋の修理が目的の業者さんである。 新青崩隧道は初体験のようである。 以下は新青崩隧道に突入したおっさんたちの会話である。
おっさんA: 「おぉ、トンネルだ」
おっさんB: 「・・・」
おっさんA: 「真っ暗だ」
おっさんB: 「・・・」
おっさんA: 「長いな」
おっさんB: 「・・・」
おっさんA: 「なんか、恐いな」
おっさんB: 「おぉ・・・」
おっさんたちの唇は、確かに、震えていた。
読者の皆さま、どうか想像してみてください。 あなたは、人里離れた見ず知らずの山奥で、ハンドルを握っているドライバーである。 突如、ポッカリと口を開けたトンネルが出現する。 トンネルに突入したあなたは、出口が全く見えないことに驚愕するであろう。 ヘッドライトを点灯するも、光が闇に吸い込まれる。 走っても走っても、出口がやってこない。 あなたは、キューンとなってしまう。 そして恐怖と不安に耐えきれず、同乗者に震えた声で話しかけるのだ。 「なんか、恐いな」と。
私とクイック・ニック氏は、初めて新青崩隧道に突入したおっさん達の魂の叫びを確かに聞いたのである。

照明を一段階落としてみる。
闇はまだまだ続いているようだ。 恐怖と歓喜が入り混じったような、複雑な気持ち。
- 2012/03/27(火) 10:18:39|
- 新青崩隧道
-
| トラックバック:0
-
| コメント:6

長くて狭くて暗い隧道。
当ブログの目的とする隧道である。
これから御紹介する新青崩隧道は、「長くて暗い」隧道である。
場所は、“
こちら”。
「新青崩隧道」という名があるからには、「旧」隧道もある。 しかし、旧隧道は落盤の危険性があり平成19年2月に閉鎖されてしまった。 旧隧道の記事は後日掲載するとして、この「新青崩隧道」は旧隧道とほぼ平行するように掘り進められ、平成23年10月に完成したのである。
上の写真を見ていただきたい。
真新しい純白のコンクリートが光る、堂々たるポータルである。 長さ327m、幅3m、高さ4.5m。
この隧道、新しいとは言え、侮れぬ。 アナドレーン!!

なんじゃぁこりゃあ!
坑口から一歩進んだ、の図である。
出口が見えないのである。 奥深いところでカーブしているのだろう。 照明の類は一切なし。
キテます。これはキテます。 はっきり言って、さらなる一歩を踏み出すのに相当勇気がいるのである。
あぁ~
この瞬間、たまらない。
今回の新青崩隧道のレポは、2011年12月4日に“
春日氏”と、さらに2012年2月14日に“
クイック・ニック氏”と突撃した内容に基づいています。
乞次号。
- 2012/03/22(木) 09:26:33|
- 新青崩隧道
-
| トラックバック:0
-
| コメント:10