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隧道道

隧道をはじめ、趣のあるものをお知らせします。

市場隧道(4)

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反対側坑口。

肉厚である。

入口のコンクリート巻きとは全く異なる様相だ。 それぞれの表情に趣を感じる。

写真では見にくいが、穴の真上から水が滴り落ちていた。

険酷隧氏によれば、普段はもっと滝のように流れているという。



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市場隧道と一緒に記念撮影。

決まった! 見事なコンビネーション。


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市場隧道とのお別れの時間が近付いてきた・・・。

市場隧道殿、さよオナラ。

ハグハグの儀式である。


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反対側坑口へ続く道。

以上で市場隧道探索は終了である。 長い時間お付き合いいただいた険酷隧氏、まきき氏、どうもありがとう。

なお、市場隧道探索後の様子はトンコレにおいて絶賛放映中! “ココ”をクリック!

(完)


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  1. 2011/11/29(火) 18:31:39|
  2. 市場隧道
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市場隧道(3)

ichiba112.jpg

素掘り部分では様相が一変する。

真ん中には水路が出来上がっていた。


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さらに進むと、最大の崩落部分が現れる。


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側壁に、ポコンと空いた凹部。

中に見える黒いものは、「亜炭」であると険酷隧氏が教えてくれた。

石炭になる手前のようなものらしい。


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食べられないっつーの!!

と、突っ込みを入れてみる。


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出口付近は、見た目以上にヌタヌタ度が高い。

長靴がハマると、本当に出られない。

険酷隧氏が早速ハマった。

グッチョンぐッちょん。 出られない。 

ぬかみそだな、これは。

険酷隧氏の断末魔を聞きながら、そう思った。


  1. 2011/11/23(水) 22:43:16|
  2. 市場隧道
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市場隧道(2)

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坑口の大きさは、険酷隧氏との比較でお分かりのように、スモールサイズである。


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坑口から覗きこんでみる。

出口が見えるものの、しばらくの間はコンクリートで巻かれているようだ。

その先はどうなっているのだろうか。 ワクワクする。


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まきき氏ライトを当ててみた。

出口まできれいに光が通らない。 何かがあるのだ。


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さらに進んでみる。

その怪しげなスポットの手前は、一部が水没していた・・・。


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市場隧道の核心部である。

素掘り部分が現れた。

大規模な崩落が見られた・・・。


  1. 2011/11/19(土) 21:46:25|
  2. 市場隧道
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市場隧道(1)

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2011年10月30日の日曜日。

おなじみのまきき氏と富山探索に出かけた。

富山には、新たな友人、険酷隧氏が待っている。

険酷隧氏は、“険酷隧に魅せられて・・・。”でお世話になっている。

だが・・・ 険酷隧氏とはこの日が初対面である。

人見知りの諸兄にはお分かりだと思うが、新たな友人となる2~3分前が一番、キンチョーするのである。

その点、まきき氏も同様であった。

「おうちに帰る」と泣きじゃくるまきき氏をやっとのことで説得。

集合場所のとあるコンビニに10分遅れで到着した。

上の写真は、新たな友人となってから5分後の、ホヤホヤ写真である。 左:まきき氏。 右:険酷隧氏。


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さて、今回のターゲットは、市場隧道である。

大体の場所は、“こちら”。

険酷隧氏の情報によれば、市場隧道付近は土砂の採取場として開発され、新たに林道も新設され、このため市場隧道は用無しとなり、今年度末(平成23年度末)にもコンクリートで閉鎖されるらしいのだ。

また一つ、個性的な隧道が消えて行く。 行かねばならぬ。

上の写真は土砂の採取場風景。 切り崩された山肌の向こう側に市場隧道がある。


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市場隧道への入口は、工事用車両が道を塞いでいた。

ここからは徒歩であるが、市場隧道の坑口は意外と近い。


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「あらま、こんなに工事が進んじゃってるよ!」 ボーゼンとする険酷隧氏。

以前パトロールした時と比べ、大きく風景が変わってしまったらしい。 ボヤボヤしてると穴が塞がれてしまう。 急がねばならぬ。


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さらに進むと、道の両側から藪が張り出てくるが、これを過ぎるともう坑口が近い。


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出た!!

意外にもカワユイ穴だ。 入口はコンクリートで巻かれているようだ。

以下は険酷隧氏が行政から入手した情報である。

名称:市場隧道(行政によれば、正式名称は不明だが、市場隧道と呼んでほしいとのこと)

竣工年:昭和18年

施工主体:大沢野町森林組合

幅員:2.5m

延長:180m

内容:素掘り (うふふふ・・・)

昭和38~39年に改良工事が行われ、内部や路面の一部がコンクリート施工され、現在に至っている。

なお、市場隧道探索時の模様は、トンコレでも絶賛放映中! “ココ”をクリック!!


  1. 2011/11/13(日) 15:02:25|
  2. 市場隧道
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笹口隧道(10)

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出口付近の図。


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反対側坑口。

見て下さい、この異形を!

外観は大まかに言って、ひしゃげた食パンのようだ。

焦げたチョコレート(?)のような色彩。


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表面ツルツル。 流れ模様。

う~ん・・・。 唸らずにはいられない、偶然の芸術。


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反対側坑口付近に突如現れた石垣。

この隧道は確かに利用されていたのだ。


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その先に続く、廃道。

地形図上では、この先に2つの短い隧道があるはずなのだが・・・。

残念ながら発見できなかった。 日も暮れてきた。 退散するとしよう。

その探索の様子と帰り道の詳しい模様は、まきき氏のトンコレで絶賛放映中! “ココ”をクリック!


sassa166.jpg

駐車場でお約束の記念撮影である。

あれ? 腰が痛いぞ。 そりゃそうだ。 およそ5キロのまきき氏ライト、背中にずっとくくりつけ、道なき道をひた走る。 藪の中から水路の中までおまけにロープで宙ぶらりん。 やっと見つけた隧道も、ひとつのライトで事足りて、あ~あたしのライトはどうなるの? ケッコーケッコーモーケッコー!

でも、そんな事はどうでもいいんです! 笹口隧道に出会えたことに感謝! まきき氏どうもありがとう。

ご清聴に感謝いたします。 なお、笹口隧道の謎解きはもうちょっと続くそうなんです。 今後のトンコレに注目です!

(完)



  1. 2011/11/06(日) 10:40:40|
  2. 笹口隧道
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