
長野県諏訪郡下諏訪町。
ここにある和田峠を超えるには、有料道路の新和田トンネルか、旧道っぽい和田峠トンネルのいずれかを通過することになる。
今回は、左に曲がって和田峠トンネルを目指す。

和田峠トンネルは信号による交互通行である。
「トンネル交互通行」 ・・・惹かれる。
青信号と赤信号はそれぞれ何秒間なのだろうか。
それが知りたくて、ここに、来た。
測定した結果、青信号は35秒。赤信号は2分13秒であった。
所期の目的は達した。 さて帰ろう。
だが、峠の下からけたたましいサイレンが聞こえてきた。

おおーっと、サイレンと赤灯をフル稼働させた緊急車両だ。
和田峠トンネルの信号は赤だぞ!
どうするのであろうか。

おおーっと、行くのか!?

行きました。
結論: 交互通行のトンネルの信号が赤でも、緊急車両は通過する。

和田峠トンネル内部の様子。
(完)
- 2016/02/29(月) 17:20:47|
- 和田峠トンネル
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さて、あらためて閉塞部を観察してみる。
ハンパない大きさの岩も転がっている。
近づくのは危険である。

それでもまぁ、ちょっとだけ近づいて観察してみる。
よく見ると、隧道はきれいな弧を描いているではないか!
反対側の坑口に相当するのであろうか・・・。

さてそれでは、王滝本線側隧道も覗いてみよう。

ブルーシートをまくると、もうすぐに閉塞部が見えた。

激しい。
こちら側は激しい。
うぐい川線よりもかなりデカい岩だ。

崩れ方がハンパない。
隧道の天井を突き破っているようだ。

危険だ。
こっち側はマジで危険だ。
岩の一つ一つのピースが微妙なバランスを保ち、更なる崩壊を食い止めているように見えるのだ。
小さい石を一個取っただけで、すべてが崩れ落ちそうだ。
よじ登りたいけど、やめました・・・。
(上の写真はすべてbyまきき氏)
- 2016/01/30(土) 14:19:23|
- 王滝森林鉄道
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内部は思ったよりも荒れてない。 (上の写真はbyまきき氏)
しかし、経年劣化は避けられないようだ。
赤丸で囲った如く、所々にコンクリートの崩壊部分がある。
その天井部分を調べてみると・・・

木材である。 (上の写真はbyまきき氏)
明らかに木材である。
これは何を意味しているのか。
他の箇所も調べてみよう。

ここにも・・・

ここにも・・・

ここにも!
この隧道は、構造の一部として明らかに木材が利用されている。
「木筋コンクリート」なのか?
要調査である。
今日は大晦日。
今年一年、隧道道をご愛顧いただき、どうもありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。
よいお年を。
doodoongoo
- 2015/12/31(木) 18:04:52|
- 王滝森林鉄道
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それでは、うぐい川線の隧道を見てみよう。 (上の写真はbyまきき氏)
このブルーシートは、風雪に対する隧道内の保護のためであろうか。

覗いてみると、なんと!!
ホェオェ・・・
(上の写真はbyまきき氏)

思ったよりも長い暗闇が。
左にカーブしどこまで続いているのか・・・。
(上の写真はbyまきき氏)
- 2015/12/23(水) 14:47:04|
- 王滝森林鉄道
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ご存知の通り、明治の終わりから昭和40年代くらいまで日本の林業は隆盛をきわめ、日本の至るところに森林鉄道が敷設された。
そのうちの一つである王滝森林鉄道本線は、大正12年に竣工し、総延長は25km以上にも及んだ。
うぐい川線は、この本線の大鹿停車場からうぐい川に沿って分岐し、その先の助六谷国有林に向かっておよそ8kmも延びている。
しかし、この分岐の仕方に問題があったのだ。
下の図面をご覧ください。

王滝森林鉄道本線は、大鹿停車場からうぐい川を渡ってその先の氷ヶ瀬へ向かうのであるが、うぐい川の手前に岩壁があり隧道を掘って岩壁に対処していた。
その後うぐい川線が建設されることになるが、大鹿停車場へ向かうにはうぐい川線専用に新たに隧道を掘るのがベストである。
なぜならば、うぐい川線はその地形からどうしても本線の隧道を利用できないからである。
しかし、新たに隧道を掘るには多額の費用がかかるため、窮余の一策として本線隧道出口付近に平面クロスを作り、本線とうぐい川線を交差させたのであった。
この狭くかつ見通しの悪い場所に平面クロスを作ったことで、予想通りというか、衝突事故が発生してしまった。
仕方ががないので下記の図面の通り、新たに隧道を作ったという訳である。

これが、2つの隧道が仲良く並んだ理由である。
【参考文献:西裕之さん著、「木曽谷の森林鉄道」】
- 2015/12/13(日) 14:55:58|
- 王滝森林鉄道
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上の写真をご覧ください。
うぐい川線の隧道と、王滝本線の隧道とが2つ並んでいるという稀有な風景である。
ブルーシートで覆われている左の坑口がうぐい川線。右が王滝本線である。
2つの隧道の隔たりは、目測数十メートルである。
もし、右側の王滝本線の隧道がもっとこちら側に伸びていたら、2つの隧道は見事に隣同士で並んでいたことだろう。
ナゼにこんな風景が?
謎解きは、次号で。
- 2015/12/05(土) 15:13:24|
- 王滝森林鉄道
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小笠山隧道編の途中ではありますが、ここで突如、王滝森林鉄道の廃隧道のレポをUPします。
今から約4年前の2011年12月のことである。
おなじみのまきき氏と王滝村に行ってみた。
なぜ王滝村に行ったのか、は
この記事に書いたとおりであるが、それと合わせてこの調査を開始したという訳である。
なお、この調査は遅々として進んでいない。その理由は幾つかあるのだが、中々王滝村に行けないというのがある。
このネタは4年も寝かせてしまったが、まきき氏と相談の結果、この辺で途中経過を皆々様に報告しようということになった。
さて、上の写真はうぐい川線の廃隧道の一つの行き止まり風景。
激しく崩落している。
岩石の一つ一つの大きさが半端ない。
なお、王滝森林鉄道の調査の模様は、リンク先の“
トンコレ”と、“
ここ”にもUPされています!
是非ご覧ください。
(乞次号)
- 2015/11/22(日) 10:13:37|
- 王滝森林鉄道
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1号隧道を出たらすぐに2号隧道。
隧道ファンの心をくすぐるこの展開。
なんか、楽しくなってきました。

2号隧道を入口から覗き込むと、中は素掘りのようです。

小さい石がいっぱい。 小石の中を掘ったような隧道です。

反対側坑口。
下はぬかるんでるし、ハイキングコースといった感じではありませんね・・・。
- 2015/11/17(火) 18:59:36|
- 小笠山
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今、ボクは、静岡県掛川市にある小笠山ハイキングコースの入り口に佇んでいます。
このハイキングコースには赤く囲ったところに3カ所も隧道があるとのこと。

今日はあいにくの、雨。
ここを訪れているのは、ボクちん一人のようです。

それでは隧道に向けて出発進行!

2、3分歩くと、早くも1番目の隧道が姿を現しました。

中を覗いてみると、うはぁ~ まぁまぁ長いじゃないですか。
実は、ここは地元で有名な心霊スポットらしいのです。 少女の霊が出るとか出ないとか。
ボクは、霊の存在は全く信じないのですが、雨模様で薄暗い中、たった一人でこの穴の中に潜るのはさすがにためらいます。

とか言って、やっぱり潜っちゃいました。
これは内部の様子。
礫質な素掘り断面です。

出口付近の様子。
右側に2番目の隧道が口を開けて待っております。
背骨の下の方が、キュンとなります。
- 2015/11/07(土) 11:32:28|
- 小笠山
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